シミやシワをつくる紫外線

顔のシミやシワをつくる紫外線

シミ、くすみ、クマ ←|→ 乾燥肌はトラブルの元


太陽光には主に可視光線、赤外線、紫外線から成ります、違いは波長の違い。

これらの光は体に色々な作用をします。赤外線は波長が長く、温熱効果が高く、血行促進などの効果があると言われています。


可視光線は目に見える光で、神経痛や代謝、ホルモン分泌などに関っていて、太陽を浴びると出るといわれるセロトニンなどが知られています。

シミやシワを作るのが紫外線です。紫外線は、骨を作るのに必要なビタミンDを体内で合成する働きを持っています。


ほかにも、血行促進や代謝にも関っているので、人間には必要な光線です。

しかし、肌(皮膚)の面からみると、日焼けを起こすだけでなく、シミやソバカスなどの色素沈着を誘発します。


また皮膚表面細胞のDNAを傷付けて癌化させる作用もあります。

紫外線には波長の長い方から、A波、B波、C波の3つに区分されています。C波は大気で散乱して地上にまで届かないので考えないで置きます。


A波は波長が長い為に浸透力が強く、雲やガラスも透過し、肌の深部まで到達します。日焼けも起こしますが、主に肌の深部のコラーゲン繊維などにダメージを与えてシワの原因になります。


最もシミに影響を与えるのがB波。

肌の深部にまでは届かないまでも表皮のに当たると、メラニン刺激ホルモンが分泌されてメラニンが作られます。これがシミの元です。


何故メラニンが作られるかと言うと、細胞核を紫外線からブロックして傷付かない様にするためです。

このメラニンが詰まった袋を、周りの表皮細胞へ渡す時に、大量に渡されて留まったり、メラニンを作り過ぎたりしてシミとして現れます。


このメラニンをわたされた表皮細胞は、少しずつ表面へ移動して角質となってやがて剥がれます。これがターンオーバー(代謝)です。

代謝がスムーズに行われて行けばシミにはなりません。


シミはメラニンが過剰に作られるか、表皮細胞への受け渡しか、代謝か、いずれかに問題がある場合に出来てしまいます。

メラニンの本来の役目は紫外線から細胞核を守ることです。



●シワの原因もA波紫外線


一言でシワと言っても3段階に分けられます。

若い内に現れる「小じわ」。これは極めて表面的なもので、最も初期のシワです。角質の乾燥が原因となり、角質から表皮にかけて縮みが生じて凹みになったものです。


「小じわ」は潤いを与えて保湿すると目立たなくなります。角質内の水が一時的に増えて凹みが盛り上がるまらですが、乾燥すると再び凹み、シワとして持続します。

第二、第三段階のシワは真皮まで変化が起きているもので、中ジワ、大ジワと言うことがあります。


30代以降のシワは、根本的に真皮の変化も起こっていると考えられます。

中ジワは表情によってくっきり表れますが、無表情のときは余り目立ちません。表情ジワとも言います。


これは表情筋という筋肉の収縮によって出来るシワです。

大ジワは完全に真皮の変化が原因です。これにはA波紫外線が関与しています。


肌のピンとしたハリは真皮のコラーゲン繊維がエラスチン繊維に絡みつく構造で保たれています。この構造内にヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸が埋まっています。

鉄筋コンクリートに例えれば、コラーゲン繊維が鉄筋、エラスチン繊維は鉄筋を繋いでいる針金、ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸がコンクリートに相当します。


A波紫外線の刺激によって表皮細胞からだされたサイトカイン(伝達物質)が繊維芽細胞に働きかけて、コラーゲン繊維をピンと張らせる弾性繊維を異常なものにします。

これによって、異常な弾性繊維が大量につくられてしまい、真皮のハリや弾力が失われます。


これがシワとなって固定します。

つまり、A波紫外線によって真皮内に異常な弾性繊維が増えるということです。


A波紫外線を防げば、中ジワ、大ジワが防げるわけです。